「ぐるり北海道ふりーきっぷ」は北海道のＪＲ線が乗り放題、しかも特急指定席に乗れるとのことで北海道行きを決めました。北海道に行くのであれば是非「北斗星」に乗りたいと思いました。札幌へは「カシオペア」もありますが、私はやはりブルーの車体とレトロさを感じる「北斗星」の方が好きです。また一人旅の好きな私にとって、ソロやロイヤルがある列車だということも好都合です。この北斗星、みどりの窓口に聞くと満席が多いとのこと。特にロイヤルは減便化の影響で非常に取りにくいとのことでした。せっかくなのでフリーきっぷで得した分、ロイヤルにも乗りたく思い、１ヶ月前１０時にお願いしましたが、ロイヤルは満席。ソロは辛うじて６号車下段を押さえることができました。ロイヤルはおそらく旅行会社が押さえているのかと思い、たびたび窓口に通った結果、幸運にも取ることができました。
乗車当日、初のロイヤルに乗車。写真で見た感じよりも意外とコンパクトに感じましたが、シャワーやトイレもあり、まさに天国。10号車だったため、車両中央に位置し揺れも少なく快適です。アメニティーセットやウエルカムドリンク、新聞やモーニングコーヒー、食堂車のルームサービスを考えると安いと思いました。なんといっても窓の大きさ。デュエットの２倍、ソロの４倍はあり、昼夜を問わず景色は抜群。非常に興味深かったのはトイレ。底の浅い便器に用を足し、ボタンを押すと押し出すように流れる。ちょっと抵抗がありましたが、すぐに慣れました。シャワーもほぼ使いたい放題。走行音を聞きながらシャワーを浴びることほど贅沢なことはありません。
今回は食堂車は朝のみ利用しましたが、後でスタッフの方に聞くと、朝食も部屋まで持ってきてくださるとのことでした。これらのサービスからすると、意外と安き感じてしまったのは私だけでしょうか。ソロとは違い、ロイヤルの空間は「やること」が多すぎて時間がたつのが早い！乗ってしまうとあっという間に夜が開け、北海道入り。途中人身事故のアクシデントがあり、伊達紋別でしばらく停車。車内放送で「お急ぎのところ申し訳ありません」と何度も言っていたが、果たしてこの列車の乗客に急いでいる人が何人いるのだろう感じました。結局37分遅れで札幌に到着。
初めてのロイヤル。その快適さに感動しました。いつかは「スイート」にも乗りたいと思います。
昼食を済ませ、時計台や市内を観光。実はこの日の宿は急行「はまなす」。栄養と体力をつけ乗車準備をしたのでした。