列車名:寝台特急なは
乗車区間:熊本→新大阪
乗車日:1992年4月5日
寝台／座席種別:レガートシート
残念ながら過去のものとなった九州ブルトレを偲び、学生時代の旅行アルバムからの蔵出し乗車記(笑)です。
旧,九州ワイド周遊券を使った典型的貧乏学生旅行の復路に利用した「なは」号。
行きは「あかつき」開放B寝台を利用し、私にとって初の寝台列車利用でしたが、これは、ただ寝た、という記憶だけでネタとしては乏しいため省略。
紆余曲折を経て最終日の鹿児島から帰路に着くわけですが、学生らしく費用を抑えたく、「あかつき」または「なは」の指定席(レガートシート)を利用し、自宅までは新幹線で帰ろうと当時の私は考えた訳です。
学生なのでゆっくり帰ってもいいし、新幹線乗継で特急料金は半額になるし、と。
というわけで、購入したのは熊本から新大阪行の「なは」指定席券。
さて、鹿児島での日中は、船で桜島に渡りレンタルバイクで展望台まで山を登り、市内に戻ってからは繁華街の天文館で黒豚ラーメンを食う、などする。そして夕方ごろL特急有明号(当時)の自由席で熊本まで移動し「なは」へ乗り込みました。
なぜに熊本までＬ特急で移動したのか記憶が曖昧でしたが、調べてみると当時の「なは」は、
西鹿児島発時点は寝台だけで、レガートシートは熊本から連結する運用だったようです。
改めて納得。
移動中では、八代あたりでしょうか、有明号から見た夜の海の車窓は印象に残っています。
でも、熊本ではどう乗り換えたのかはもう記憶にないです。
当時、鉄分は薄く「なは」の写真も撮っていません。(だが「あかつき」は撮っている)
しかしながら、私にとって後にも先にもこの１回のみとなったレガートシート、ぶっちゃけた話、かなりの好印象です。
．グリーン料金を取らないのに独立3列シートという、列車の座席としては破格のサービス。
．リクライニング、フットレストとも十分に快適で、毛布のサービスもあり。
．使わなかったが、読書灯やヘッドフォン利用オーディオも確かあったかと。
さらに、減光もしっかりされ、客数もパラパラ程度、と熟睡条件がテンコ盛り状態です。
今思うと、さすがサービス精神旺盛な関西発着の列車、と歓心しきり。(夜行バスへの対抗策でもあったようですが。)
さて、乗車後はミニサロンで多少くつろいだ後、自席へ戻り寝支度。鳥栖駅到着までは覚えております。
朝、目覚めると国道2号に沿って走る須磨海岸の風景が印象的でした。
その間は完全熟睡だった訳で、我ながら意外な程よく寝れた、と思った記憶があります。
起床後、車内販売の弁当を買って車内で朝食。
そんなわけで、レガートシートの印象は私の中では五つ星です。乗る前はやや不安だっただけに尚更に。
新大阪からは新幹線こだま利用ですが、今にして思うとこれは0系でしたね。新幹線の進歩は凄まじいですね。
この日はセ・リーグ公式戦開幕日で、車中、スポーツ新聞でドラゴンズの快勝を確認した事を覚えています。
勝利投手は懐かしの郭源治、立浪が開幕本塁打だったかな。
乗車記は以上で終わりです。
15年以上前の事なのでかなり記憶も風化していた部分もありますが、ほどちゃん様のなは号のページで曖昧になっていたレガートシートの記憶も再確認できました。ありがとうございました。