青春１８きっぷを使って、北陸本線を経由して出雲に行こうと思い、金沢までは能登で行こうと乗車を決めました。乗車当日に指定席を買い、少し早めに上野駅へ。「北陸」を見送ってから１６番線へ。ホームにはお別れに来たファンが少し。
能登に乗り込み自分の指定席へ。乗車率はまあまあといったところ。上野駅を出ると東京の夜景を眺めながらビールを飲みつつ、能登の３月までのことを思ってました。高崎駅でムーンライトえちごと並び、そして先に出発。翌日に備え仮眠をとることに。
そして目が覚めると信越本線の塚山駅で運転停車中。まだ外も暗いしもう少し寝るかと再度仮眠。そしてまた目が覚めるとまだ塚山駅。おかしい、もう北陸本線を走っているはず。なのにまだ塚山駅って…
近くを車掌さんが通ったので聞いてみると…「この先柏崎より先で風速３０メートルを超える強風が吹いているため運転抑止中です。」と…さらに「この風の中走ると列車が飛ばされてしまいます。」と。
そうです、この頃北陸地方に大寒波が来ていて、連日運転中止されていたりしたのです。出発の時点では大丈夫だったのに、夜になって急に強くなったそうなのです。運転中止が見込まれるときは夕方くらいに発表されるのですが、当日は発表されてなかったので大丈夫だと思っていたのですが…
そして、翌朝７時頃車内放送で「前を走っていた特急北陸号が柏崎から折り返して長岡まで戻ります。」「能登号にご乗車のお客様はこの特急北陸号にご乗車いただき、長岡駅から新幹線で越後湯沢に戻り、はくたか号で金沢へ向かっていただきます。」
救援列車がまさかの北陸号でした。
長岡に戻ると駅員さんが「はくたか号が越後湯沢に到着できておらず、到着の目途がたってません。」「到着の目途がたつまで長岡駅でお待ちください。」と言っています。
しかし、僕は出雲まで行くので待ってられない。なので上越新幹線と東海道新幹線で大阪へ向かい、当初のスケジュールに復帰。それはまた別の話なので割愛しますが、廃止間近の能登に乗りに行ったら北陸にも思いがけないかたちで乗ることになってよかったのか…？
また能登リベンジへ行くことを新幹線の中で決意していました。