寝台特急 日本海
Limited Express Sleeper "Nihonkai"

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寝台特急日本海号は大阪（関西圏）、北陸地方、東北地方の日本海側の都市を結ぶ寝台特急です。寝台特急日本海は大阪と青森の間を結ぶ夜行列車です。琵琶湖沿いの湖西線を通り、北陸線、信越線、羽越線、奥羽線を福井、金沢、富山、秋田、大館を経由する寝台特急列車です。関西地区と東北を結ぶ定期列車は日本海のみとなっています。大阪・京都・敦賀・福井・金沢・富山・鶴岡・酒田・秋田・大館・弘前・青森・函館などへの出張にも観光にも使えます。

利用客の減少に伴い平成20(2008)年3月15日ダイヤ改正で1往復のみの運転に減便されます。新生の寝台特急日本海は大阪発17:47青森着08:34、青森発19:33大阪着10:27の時刻となります。なお、設備は寝台とＢ寝台のみになり個室はありません。

沿線には関西空港、伊丹空港、小松空港、能登空港、富山空港、新潟空港、庄内空港、秋田空港、大館能代空港(あきた北空港)、青森空港、函館空港などがあります。関西空港 - 函館空港1時間40分、伊丹空港 - 青森空港およそ1時間30分、伊丹空港 - 大館能代空港1時間20分、伊丹空港 - 秋田空港1時間20分、関西空港 - 秋田空港1時間30分、関西空港 - 庄内空港1時間20分、富山空港 - 函館空港およそ1時間35分、伊丹空港 - 新潟空港1時間5分の各便があります。片道は寝台特急日本海、片道は飛行機などの旅をご検討されるとよいのではないでしょうか。

１／４号（青森発着）

1号車にはＡ寝台個室シングルデラックスが連結されています。蛍光灯付きのテーブル、洗面台、ＡＶモニター、ＶＨＳビデオデッキが付いています。また、専用のシャワー室が設置され無料で利用出来ます。 個室は幅147cm、奥行き199cm、高さ230cm。ベッド幅は81cmです。ベッドは枕元が持ち上がるようなっております。また、１と２、３と４、５と６、７と８、９と１０というように個室を取るとそれぞれの個室からロックを外すことにより扉が開き個室内から二部屋連続で使えるようになっています。
その他の車両はＢ寝台です。B寝台のベッド幅は70cmです。

日本海1号、4号はJR西日本宮原総合運転所所属の24系25型車両を利用したブルートレインです。

1号青森行きは大阪、新大阪、京都、敦賀、福井、加賀温泉、金沢、高岡、富山、魚津、糸魚川、直江津、新津と停車し、翌朝は鶴岡、酒田、羽後本荘、秋田、東能代、鷹ノ巣、大館、大鰐温泉、弘前、青森と停車します。
4号大阪行きは青森、弘前、大鰐温泉、大館、鷹ノ巣、東能代、秋田、羽後本荘、酒田、鶴岡と停車し、翌朝は直江津、糸魚川、魚津、富山、高岡、金沢、加賀温泉、福井、敦賀、京都、新大阪、大阪と停車します。

食堂車は連結されていません。車内販売は１号函館行きは大阪 - 福井間、東能代 - 青森間に、４号大阪行きは福井 - 大阪間に乗務しています。
自動販売機、電話の設置はありません。飲み物、食事類は事前に購入するか、青森駅で購入することをお勧めします。

2006/03/18改正にて日本海１号および４号は青森 - 函館間短縮され大阪 - 青森運転となります。
2006/03/17の大阪発は青森 - 函館間運休となります。


２／３号(青森発着)

12号車にはＡ寝台が連結されています。他はＢ寝台です。 Ａ寝台車は仕切はB寝台と同様にカーテンですが、ベッド幅が格段に広く快適に寝ることができます。お子様との添い寝には最適です。ただ、その分値段も高く設定されています。Ｂ寝台は寝台幅70cmですが、Ａ寝台下段は寝台幅93cmありますのでお連れのお子様とＢ寝台を二つ取得されるのであればＡ寝台一つ取得された方が多少安く利用できます。

日本海2号、3号はJR東日本青森運転所所属の24系および24系25型を使用したブルートレインです。

3号青森行きは大阪、新大阪、京都、敦賀、福井、金沢、高岡、富山、直江津と停車し、翌朝は新津、村上、あつみ温泉、鶴岡、酒田、象潟、羽後本荘、秋田、八郎潟、東能代、鷹ノ巣、大館、弘前、青森と停車します。
2号大阪行きは青森、弘前、大館、鷹ノ巣、東能代、八郎潟、秋田、羽後本荘、象潟、酒田、鶴岡、あつみ温泉、村上、新津、直江津と停車し、翌朝は富山、高岡、金沢、福井、敦賀、京都、新大阪、大阪と停車します。

食堂車は連結されていません。車内販売は青森行きは秋田 - 青森間に乗務します。大阪ゆきはありません。 青森行きでは酒田、秋田で少々停車しますのでお弁当類を購入することが出来ます。酒田、秋田ではお弁当の立ち売りがあります。
自動販売機、電話の設置はありません。飲み物、食事類は事前に購入することをお勧めます。

2006年3月18日のダイヤ改正において日本海１号の青森→函館間および、日本海４号の函館→青森間が廃止されることとなりました。大阪から北海道へ渡る寝台特急はトワイライトエクスプレスのみとなります。なお、トワイライトエクスプレスは臨時列車であり、毎日運転は行われません。毎日、北海道へ渡るのは日本海の１号と４号だけでした。青森 - 函館間はもともと利用が少ないこと、スーパー白鳥の増発などにより、直通列車としてサービスの使命は少なかったため、スーパー白鳥の車両増備に伴う増発により廃止が決まったものと思われます。現時点では大阪から函館への割引切符の設定はなく、スーパー白鳥乗り換えに伴う、料金アップの対応はなさそうです。

基礎データ

歴史

大阪-青森を結ぶ急行列車が昭和23年7月1日登場する。大阪12:00→青森翌日14:27、青森13:00→大阪翌日15:27のダイヤであった。この列車に昭和25年11月2日に「日本海」の名が与えられた。昭和43年10月1日「日本海」は特急となる。大阪19:30→青森翌日11:50、青森16:30→大阪翌日09:26のダイヤで20系客車で登場した。昭和50年3月10日湖西線が開業しルートが湖西線経由に改められ、車両も14系客車に変更された。昭和53年10月2日改正で季節列車を定期列車に格上げし「日本海」は2往復となる。車両は24系と24系25型で運転された。昭和57年11月15日改正で２往復とも車両が24系25型となる。昭和63年3月13日ダイヤ改正で青函トンネルが開通すると「日本海１／４号」が函館へ延長され大阪 - 函館間の運転となる。平成10年12月08日ダイヤ改正において「日本海１／４号」にＡ個室が連結される。平成18年３月14日ダイヤ改正において白鳥の増発により日本海1/4号の青森 - 函館間が廃止され、大阪 - 青森間の運転となる。1号大阪17:47→青森08:32、3号大阪20:17→青森11:54、2号青森16:45→大阪07:12、４号青森19:33→大阪10:23のダイヤとなる。平成20年3月15日改正にて「日本海２／３号」が廃止され１往復のみ運転の寝台特急日本海となります。新生の寝台特急日本海は大阪発17:47青森着08:34、青森発19:33大阪着10:27のみとなる。

編成

写真館

時刻

料金

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